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カウンセリング力を高める質問

ある晴れた朝の通勤時のこと、

サロンまでの歩いて通う道の途中、曲がり角で

一台の自転車が すっと目に飛び込んできました

「はっ!」驚いて 脇によけると、

自転車にのっていた女性は、

(ロングへアで華奢な体型だったから、たぶん女性)

真っ黒なサングラスで、表情が全くわからない方でした

そして、黒い肘まである長手袋、

足を全部覆う 長いパンツで、

いかにも、5月の初夏にふさわしくない・・・・というか

紫外線を避けるという点ではふさわしい?格好。。。。

なにも、そこまでしなくても。。。。と一瞬思ったものの、

考えてみると、この方は もしかしたら

日光アレルギーなのかもしれません

 

その格好には、きっと理由があるのでしょう

 

以前、美容院でのことを思い出しました

シャンプー、カットが終わって

髪を乾かしているとき、

女性のスタッフに、こんなことを言われました

「シャンプーは、何を使っていますか?」

当時の私は、頭皮のアレルギーで、市販のシャンプーのどれを使っても

頭皮が異常に痒くなる状態でした

仕方なく、全身洗える液体石けんでシャンプーをしていたんです

「石けんシャンプーです」と応えると

石けんシャンプーが、いかに良くないかと話し始めました。

私の髪が、こんなによくない状態ですよ、と教えてくれました

彼女は良かれと思って、教えてくれたのかも知れません

でも、私がなぜ、石けんで洗っていたのかは、

聞いてもくれませんでした。

頭が痒くなってしまって、他にどうしようもなかったからなのに。

もう、自分の髪がそんなに酷い状態だったのかと思うと、

恥ずかしくて そこには二度と行けませんでした

 

私たちは、お客様に一方的に 自分(サロン)の意見を押し付けていないか?

 

お客様が、取っている行動には、なにかしらの理由がある

例えば、よくある例は

お風呂をシャワーで済ませている方はたくさんいて

お湯につかるよう提案しても やってくれない 場合、

その方のお風呂事情を聞いて理解して、アドバイスできているか?

自宅にシャワーしかない、とか、遅く帰ってくるので、お湯をためてる時間がないとか

事情がありますよね

それを知らないまま、アドバイスしても、表面的なアドバイスになってしまう

ご本人も、本当はわかっているケースが多いんですよね

こちらの意見を一方的にお伝えしても、「わかってるわよ、そんなこと、でも無理なの」と

心の中で思っているかもしれません

「いつもシャワーだけなんですか?」と質問すると

「毎晩遅くなるから、お湯ためてるより、さっさとシャワー浴びて寝たいんです」

などと返ってきますよね、

じっくり間をとって聞いていると

「本当はゆっくり漬かりたいんです」とか

「本当は、お湯に漬かったほうがいいんですよね」とか、

自分で答えをだしてくれることもある、

そのほうが その後がスムーズですよね

私たちセラピストは、カウンセリングで「教えてあげよう」とか

「教えてあげることがいいこと」みたいに考えがち

でも、その前に、

質問することのほうが、大切だと思いませんか?